2004年9月6日深夜

宇宙船に乗り、宇宙戦争を戦っていた。


僚友の女性の乗る宇宙船が、地球に似た惑星の重力に引っ張られ、制御を失ってしまう。僕は、自分の宇宙船を彼女の宇宙船に隣接させて、落下を制御しながら、共に大気圏へと突入していった。


雲を抜けると、眼下にはアステカ風の都市が広がっていた。都市の中央は、広場となっている。
落下のスピードは増し、ぐんぐんと地面が近付いてくる。僕達は、広場を目指して降下を制御し、無事、広場への着陸に成功した。


同じ宇宙船に乗っていた、僚友の男と共に広場へと降り立つ。周囲には、インディオ風の格好をした、この星の原住民達が大勢いて、遠巻きになって僕達を見ている。


巨大なアステカ風のピラミッドの頂上から、紫色のローブを身に纏った男がかけ降りてきた。どうやら、この都市の神官のようだ。男は、大声で必死になって何かを話しているが、現地の言葉のため意味がわからない。


すると突然、「貴方がたは神だ」と言っているのだと理解する。それと同時に、自分の姿が、神官の男と似たようなローブを身に纏い、手には杖を持ち、まるで魔術師のような格好に変わっていることに気がついた。


そして、自分には魔力がそなわっているのだと気が付く。横を見ると、僚友の男が、鎧を着た姿で、まるで、僕に仕える戦士であるかのように、僕にかしづいていた。
僕は彼のために、現地の言葉が理解できるようになる魔法をかけてあげるのだった。


場面が変わる----


ロウソクの灯った薄暗い部屋で、僕と僚友の男、神官、そして部族の長老とで、侵略者に対して反乱を起こすための謀議をおこなっている。


ここで、目が覚める。

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自我肥大にはならないよう、気を付けたい。