2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ぶつ切りになった社会

教育基本法の改正について、様々な批判がなされている。それらの批判の多くは、やや乱暴に言ってしまえば、「愛国心や伝統といった恣意的な価値観を教育の主眼とすることは、民主制度の社会が多様な価値観によって担保されている事実から考えるならば、首肯…

体を壊してしまいました。

タイトルのとおりです。文字通り、体を壊してしまいました。。 そんなわけで、半ば療養のような生活を送っていてブログを書いている場合じゃないんですが、ちょっと書きたくなったので書いてしまいます。 ちなみに、ピンカーの「人間の本性を考える」につい…

人間の本性(2)

体調が相変わらず優れないのと忙しいのとで、いまだに中巻の半ば辺りをうろちょろしている。 ところで、ネットで「人間の本性を考える」の書評などを読んでいると、ひとつの事実に気が付く。ピンカーは認知科学の立場から生得説を支持し、構築主義や脱構築の…

人間の本性 (追記あり)

ここしばらく、体調を崩してしまって、寝て過ごすことが度々あった。その、朦朧とした頭で僕はスティーブン・ピンカーの「人間の本性を考える」を読み進めていた。僕が関心をよせているユングは、人間の心理現象は合目的的であり、また、人類は生得的に人種…