2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「暴力」

昨日のエントリについて、id:t-hirosakaさんから言及いただいた。 現実問題としては、やむにやまれぬときは手段の是非を問うているヒマのない場合もある、とは思うのだが、非常事態にはなんでもあり、という判断停止状態におちいらないためにも、やむににや…

「被抑圧側の問題」について

前回、風刺画に関するエントリを書いて以来、均質化と多様性、というものの問題について考えていた。均質化の暴力や侮蔑的な扱いに対して、被抑圧側にある人々が異義申し立てをおこなう。しかし、そのような時にしばしば論じられる、「被抑圧とされている側…

風刺画の欺瞞

あと1ヶ月ほどで、イラク戦争開始から3年が経とうとしている。 当時、アフガンにしろイラクにしろ、その「戦争」と呼ばれる事象の、あまりに非対称な状況が話題に登ったことを思い出す。それから3年が経とうとした今、しかし、その非対称性は改善されるどこ…

懊悩

また、風邪をこじらせてしまった。ここ一週間ほど、微熱が下がらない。 しかし、誰しもそうだろう、この体調不良は、僕の今の心理状態と、無縁のものとして生起したわけではないのだ。 今、僕の心の中で暴風雨が吹き荒れている。 「必要なものは、善意などで…