2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

立脚

靱で、そして大阪城で、生活の場を奪い取られた方々がいる。 そのような事態に、そして、少なからずあるそれらの人々を侮蔑する表現に対して、僕は憤りを禁じ得ない。 でも、それ以上に、このような想いが沸き上がってくる。 なぜ、この世界は、人間は、こん…

強制排除

野宿者のテント撤去始まる 野宿者ら抵抗 大阪の2公園 大阪市は30日、公園整備の妨げになるとして、行政代執行法に基づき、靭(うつぼ)公園(西区)と大阪城公園(中央区)に建てられた野宿者のテントの強制撤去を始めた。市職員約310人、民間会社の警…

ユングについていろいろ

風邪で発熱してしまった(相変わらず、虚弱)のでちょっと文章がおかしいかもしれませんが、以前書いた林道義氏への批判にコメントをいただき、それに簡単な応答をしましたので紹介します。 「流れから水を得んとするものは、少しは身をかがめねばならない。…

最終解決

物騒なタイトルをつけてしまったけれど、その背景にある構図を突き詰めるなら、そういうことなんだろう、と思う。*1 靱公園のすべてのテント(約20軒)、大阪城公園の一部テント(約5軒)に住む人々が、大阪市によって強制排除の危機にさらされています。…

「こんなことになって」と泣き崩れた。

僕は --- 自分の愚かさを晒すことを承知で、こう叫びたい。「ライブドアだとか、小嶋喚問だとか、株価下落だとか。本当に、本当に、心の底からどうでもいい、どうでもいいことだ」、と。この記事を読んだ後、僕の中からそのような想いが沸き上がってきて、そ…

「自我と無意識の関係」をとりあえず読み進める (6)

前回(http://d.hatena.ne.jp/t_kei/20051211/p1)の続きから。 第二章 無意識の同化作用のおこす後続現象 (5) ユングは無意識の同化に伴う現象について、さらに掘り下げて述べる。 もしわれわれが無意識を同化することによって、集合的な心を誤って、個人的…

林道義氏、「ユングは関係ない」

この場合ユングは関係ない ついでに述べておくが、この者は私を「亜流ユング主義者」と呼んでいる。ユング心理学の世界、そして私のユング研究をどれだけ知った上で言っているのか。私は誰の亜流でもない。根拠も示さず人の研究を亜流呼ばわりするとは無礼極…

「生の分有」ということについての、感傷的で主観的で内向的な

のざりんさんの以下のエントリを読んで以来、様々な考えがぐるぐると、言葉にもならずに浮かんでは消えている。 http://d.hatena.ne.jp/x0000000000/20060111/p5 僕は、"「自らが決めるというあり方を肯定する人としばしば同じ人である」ところの「多様であ…

「流れから水を得んとするものは、少しは身をかがめねばならない。」 補遺

相変わらず僕の文章は拙くて、昨日書いた内容を今自分で読み返してみても、自分が何を言いたかったのかが良くわからない。そこで、それを糊塗する、というわけではないけれど、自分自身の理解向上のためにも若干の追記をしておこうと思う。

「流れから水を得んとするものは、少しは身をかがめねばならない。」

ユングについて、半可通な状態であることから脱却したい --- 新年早々から、そのような想いが強く湧いてきた。 それは、林道義氏の以下のような文章を読んだからだ。 方法論的思考と読解力の欠如 (「牧波」への反論 ) http://www007.upp.so-net.ne.jp/rindou…

遅くなりましたが。

ここを訪れてくださった皆様、明けましておめでとうございます。 気分転換に、デザインとタイトルを変更してみました。