2004年8月31日 早朝

電車に乗っている。


僕はドアの側に立ち、外を眺めていた。
次の駅に着いたら、電車を降りて、乗り換えなければならない。


ふと、進行方向側の一つ先のドアを見ると、そばにOTが立っていた。


電車が駅に着く。
僕はホームに降りると振り返り、OTに手を振った。


OTもそれに気付き、笑いながら手を振り返す。
OTが乗った電車は、静かにホームを離れていった。