2004年9月2日 深夜

HOとOTと三人で、電車に乗って遊園地へと向かっている。


電車が、遊園地に一番近い駅へと着く。
OTはホームに降り、僕もまた、降りようとした。
しかし、HOは降りようとしない。次の駅で降りるのだ、と言い張る。
確かに次の駅からでも遊園地へは行けるが、遠回りとなってしまう。


そうこうするうちに、電車が出発するアナウンスが流れ始めた。


仕方がないので、OTに再び乗るように促す。しかし、OTはもたもたしている。
そしてようやく乗ろうとするが、OTが、ドアに半身をいれた瞬間。
ドアは閉まり、OTはドアに挟まれてしまった。


僕は慌ててドアをこじ開けようとする。すると、ドアの側に立っていた若い男性も手伝ってくれて、無事ドアをこじ開けることが出来た。


OTが電車の中へと入るのと同時に、ホームから電車へと、3、4歳くらいの男の子が二人、走りこんでくるのが見えた。


ドアが閉まり、電車が動き出す。電車が駅から離れた後、僕は窓から外を見た。


そして、心底ギョッとした。*1
走りこんできた男の子のうち一人が、ドアに服が挟まれて、走っている電車の外にぶら下がっていたのだった。そしてもう一人の男の子は、ドアから少し離れたところに、泣きながら必死になってしがみついている。


僕は急いで、男の子が落ちないようにとドアをこじ開け、挟まれていた男の子を抱えこんだ。*2
そして、開いたドアから半身を乗り出し、しがみついていた男の子を抱きかかえることに成功した。


僕はホッとしながら、二人の男の子を抱きしめた。


ふと視線を床へ移すと、そこには、おくるみに包まれた赤ん坊が、ぽつんと置かれていた。
僕が赤ん坊をそっと抱えると、赤ん坊はうれしそうに笑うのだった。

*1:夢だと気づいていなかったので、心の底から焦った。。

*2:この時は、一人でドアをこじ開けることが出来た。