2005年7月18日 未明

便所で小便をしている。


途中で、これは夢だと気が付く。
そして、周囲を観察してみることにした。
辺りは夢だとは思えないほど、細部にわたってリアルで、また、感触もしっかりとあった。
しかし同時に、ある程度、意識の集中を維持していないと、そのリアルさや感触は、すぐにぼやけてしまうのだった。


「どうやら、夢の中で世界を維持するには、ちょっとしたコツが必要みたいだな。。」


そう考えた瞬間、便所の窓を、誰かが「コンコン」、とノックした。
窓の外には、久しく会っていない友人が立っていた。友人は、僕の知らない人達を、5人ほど連れている。


--- このあたりから、夢だという自覚は薄れる。


友人は言った。
「メールで飲もうって誘ってくれたじゃん。だから、来たんだ。」


僕は彼に、飲みに誘うメールを出した事を思い出した。*1
しかし、それは1ヶ月も前のことだった。しかも、今の時刻は午前の4時だ。


僕は、誘いを断り、後日、必ず飲もうと約束した。

*1:夢の中のみの設定です。