2005年7月18日 早朝

僕は、運び屋となっていた。
畳1畳ほどの大きさの、スケートボードのような機械に乗り、宙を滑空して物や人を運ぶ仕事だ。


ひょんなことから、指名手配となっている男を、逃してあげることになった。
大勢の男たちが、その指名手配の男を追っていた。


深夜。
僕達は、住宅街へと逃げ込んだ。
辺りで一番高い、住宅の屋根に機械を乗り付け、息を潜める。
追手の男たちが、大勢、路地を走りまわって僕等を探しているのが、屋根の上から良く見える。


僕は再び機械を操り、屋根から屋根へと飛び移りつづけ、無事男を逃すことに成功した。


ここで場面が変わる。


男を逃すことにも成功し、僕はすっかり退屈していた。
この機械で、誰も挑戦したことの無い、太洋の横断をやってみようか。。などと考えていた。