誤謬

頻繁に。
「僕という人間は、何か根本的に間違えているのでは無いか、何か根本的に、認識に誤りがあるのではないか。」と感じることがある。そしてそれは、意識的に自覚して、というよりも、なんだか、心の奥からコツコツとノックされるような、そんなかすかな予感として、感じたりするのだ。

向き合うということ

僕は、小泉政権を支持しない。断固として。
そして、そのことについて、近いうちに書いておきたいと強く感じている。


でも。
その時に、僕は「小泉」という男をただ断罪して、満足してしまうのではないか。
小泉政権を熱烈に支持する人達を、「思考停止」の一言で、終わらせてしまうのではないか。*1


僕の中で、「小泉」という一個人を強く断罪したいという願望は、大きい。
しかし一方で、今、世の中に充満している、この沸き立つような現象を一個人に還元することは、それ自体が罪深い誤りなのではないか --- そういう感覚が、僕の中に、漠然とした予感としてある。


自分の中でも、まるで整理がついてなくて、なんだかぐだぐだになってしまったけれど。本当に向き合うべきものは何か、そこに誤謬はないのか。僕は、僕の予感に従って、それを考えていきたい。

*1:実際に、ここ数日のエントリには、その傾向が強い