ユング

「自我と無意識の関係」を読む (4)

前回に引き続き、「第一部 意識におよぼす無意識の諸作用」の「第二章 無意識の同化作用のおこす後続現象」の続きから。

「自我と無意識の関係」を読む (3)

少し間が開いてしまったが、前回のエントリに引き続き、「第一部 意識におよぼす無意識の諸作用」の「第二章 無意識の同化作用のおこす後続現象」の続きから。

「自我と無意識の関係」を読む (2)

先日のエントリに引き続き、「第一部 意識におよぼす無意識の諸作用」から。 第二章 無意識の同化作用のおこす後続現象 (1) 以下の内容に関して、ユングは控えめに、診察過程の被分析者の傾向として語っている。しかし、これらの知見は、人間全般の洞察とし…

「自我と無意識の関係」を読む (1)

先日のエントリで書いたように、「自我と無意識の関係」を読み進め、その内容を咀嚼して、まとめていこうと考えている。なるべくそのままの引用はせず、僕自身の理解の中から出てきた言葉で記述する方針。そのため、以下の内容は、あくまでも僕自身の理解に…

「自我と無意識の関係」を読む

先々日の駄文が、自分の中で重い課題になっている。 あんな文章しか書けないとは、なんて底が浅いんだろう、と強く思う。やはり、もう少し自分の土台を固める必要があるんだって、心から感じた。 もちろん、慌てて何かをやっても、それが意味あるものにはな…

影との戦い

先日も引用した「現在と未来―ユングの文明論 (平凡社ライブラリー)」の、「影との戦い」という一編から。 ユングは、ドイツに起こった悲劇に関して、意識の一面性や偏り・機能の不全などを、無意識が補おうとする「補償」と呼ばれる心理機能について触れたあ…

911総選挙にあたって

衆議院が解散した前後から、まるでそれに引き摺られるかのように、僕の心は何やらざわめいて、安定を欠くようになってしまった。僕は、自分の原点に戻る必要性を強く感じて、そして、ユングの著作を手に取った。 現在と未来―ユングの文明論 (平凡社ライブラ…

拡充

「拡充」の技法について、学ぶ必要がある。 そうでなければ、夢の記録をとってもあまり生かしきれていないと感じる。

学習・検証

今日はお休み。*1 *1:正確には「今日も」

n個の性

「アニマ/アニムス」は、フェミニストが参照にするドゥルーズの「n個の性」という概念とは全く逆のベクトルのものであり(中略)(上野千鶴子×浅田彰『接近遭遇』参照) id:seijotcp:20040507 「n個の性」。。? 恥ずかしながら、知らなかった。 そこで調べて…

寄り道

若干寄り道をして、「ユングを求めて―歴史的・哲学的探究」(ISBN:4892270393)を読みはじめた。 著者は、その序論において、ユングがいまだに「神秘主義者」といった受け取り方しかされず、神学や新しい世代の思想家達には多大な影響を与えたにもかかわらず、…

はじめに

10代の時期に、僕はユングに出会った。 それから常にユングを意識し、ユングについて研鑚を重ねて来た。 ---- と言うのは嘘で、浅く表面をなぞっただけに過ぎなかったし、ここ数年はほとんど触れることさえ無かった。 にもかかわらず、自分の土台の中にはユ…

さて、どう進めるか。

うっかりid:seijotcp:20040428でコメントを書き込んでしまったために、宿題を抱えることになってしまった。 他人にわかるように自説を示すのは難しい、と改めて思う。あんな中途半端な形で提示すべきでは無かった。 なにはともあれ、整理をつけるのは、僕自…